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他のERP製品との違い

基幹システムはSAPだけではありません。そもそもSAPもまた、ERPを提供しています。ここではSAP以外のERPシステムについて、違いや特徴を比較しています。

目次

ERPとは

ERPは「Enterprise Resource Planning」の略称で、SAPのように企業の業務を統合するためのシステムです。人、資金、物、情報などの経営資源を一元管理し、企業の状況をリアルタイムで把握することで業務の効率化を促進。企業の目標達成や課題解決に役立てることができるのが特徴です。

ERPと基幹システムとの違い

ERPと基幹システムは混同されやすいですが、厳密には異なるものです。ERPは企業の資源を意義源管理することで業務効率化を目指すもの。一方で基幹システムはあくまでも業務データを管理するためのシステムです。つまり、基幹システムを統合的に管理するシステムがERPとなります。

ERPの主な種類

ERPもまた、さまざまなタイプが登場していますが、大きく以下の3つの種類に分けることができます。

それぞれの種類について、詳しく紹介していきましょう。

構築場所で分けた場合の種類

具体的にはインターネット上にシステムを構築するクラウドタイプと、自社サーバー上に構築するオンプレミス型の2種類があります。クラウドタイプの場合、場所を問わずに利用できる一方で、セキュリティ等に配慮する必要があります。一方、オンプレミス型は自社サーバーにて運用するため、環境構築・運用のためのリソースが必要です。ただし、柔軟性が高く、自社の理想通りのERPを構築しやすいのが特徴です。

開発方法による種類

完成した状態のパッケージタイプと、ゼロからシステム構築を行うフルスクラッチタイプの2種類のERPがあります。パッケージタイプの場合、既製品を導入するだけなので導入までのスピードが速いですが、自社との親和性はパッケージ次第です。一方、フルスクラッチタイプはゼロから「自社の理想のERP」を作り上げるため、自社のニーズにマッチしたERPとなりますが、開発に時間・費用がかかります。

カバー範囲による種類

すべての業務を一元管理する統合型ERPと、あくまでも必要な機能だけを組み合わせて利用するコンポーネント型のERPに分類できます。統合型ERPはカバーできる範囲が広がりますが、搭載する機能が多くなるため、導入費用・時間が増えます。一方、コンポーネントは必要なシステムのみを構築するため、導入費用・時間が節約できますが、コンポーネントが増加すると複雑になり、管理の難易度が高まります。

主な中堅企業向けのERP製品

ERP製品は多々ありますが、ここでは中堅企業向けとして知られている4つのERP製品を紹介します。

SAP

ドイツ企業であるSAP社が提供している国際的ブランドの統合システムです。多くの企業で導入されているのは、国際的な信頼性はもちろん、多くの機能を搭載しているからこそです。

Oracle

ERPの中心的な機能となる財務会計を中心に、調達や生産、物流などサプライチェーンを含めた業務プロセスまで統合できる、カバー領域が特徴です。リアルタイムに分析が可能になる点や比較的低コストでの導入が可能な点が特徴です。

GRANDIT

販売だけではなく、経理や債券、人事・給与など必要なバックオフィス業務システムを自由に組み合わせることができるため、導入社のニーズに応じた形で展開できる汎用性の高さが特徴です。

オービック

自社製造パッケージを持っているため、企業のニーズにマッチしたシステムの構築が可能です。強みとして、ユーザーインターフェースの柔軟性やシステム拡張性が挙げられます。

編集チームまとめ

SAPだけではなく、ERPもさまざまなシステムがあることがわかりました。SAPもさまざまなERP製品も視野に入れ、自社にマッチしたシステムを比較・検討しましょう。

そのうえでSAPを導入するなら、自社に近い業界への導入支援実績が多いパートナーやSAP社が認定しているプラチナパートナー・ゴールドパートナーから選ぶと良いでしょう。

このメディアでは、プラチナパートナー・ゴールドパートナーの中から、業界ごとにおすすめのSAP導入支援会社を紹介しています。ぜひチェックしてください。

【業種別】
成長企業を支えるSAP導入支援
パートナー3選

中堅企業へのSAP導入実績があるSAPパートナーの中でも、SAPから公式に技術力を評価されている証である「プラチナパートナー」または「ゴールドパートナー」認定の企業を厳選(※)
業種別にSAP導入を得意とするパートナーを紹介します。

生産管理に対応する
製造業なら
アイ・ピー・エス
おすすめする理由
製造業だけで90件以上ものプロジェクト元請実績(※1)があるアイ・ピー・エス。
複雑な生産管理に必要な要件定義ができるSAP S/4 HANAのPrivate Editionに加えて、コストを抑えながら業務の標準化が叶うPublic Edition(※2)の両方の導入に対応可能。リソースが限定される中堅の製造業に適した提案ができる。
三国間取引を行う
専門商社なら
NTTデータ
グローバル
ソリューションズ
おすすめする理由
三国間取引、諸掛計上、検収照合や月締請求書、日本独自の会計・請求処理に必要な仕組みや商習慣などを考慮した専用テンプレートを展開。
公式HPにあるSAP導入実績は9割以上が商社向け(※2)となっており、負担を軽減しながら専門商社に合ったSAPの迅速な導入ができる。
人材が資本となる
プロフェッショナル
サービス業
なら
フォーカスシステムズ
おすすめする理由
SAP本社からSAP S/4HANA Cloudの売上高の実績において受賞歴(※3)があるフォーカスシステムズ。
2020年12月から2022年11月7日の約2年間でプロフェッショナルサービス業向けに20社を超える実績(※4)を有しており、人材管理モジュールを活用したリソース最適化が期待できる。

※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000275536)
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000025940)
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000634267)
※1 90件(期間:1997年~2024年)※参照元:アイ・ピー・エス公式HP(https://ips.ne.jp/products/consulting)
※2 SAP S/4HANAの2つの導入オプションのこと。Private Editionは各社に合わせた柔軟なカスタマイズが可能なため、複雑な業務プロセスに対応でき、Public Editionは標準機能により業務の標準化とコストを抑えた導入ができる。
※3 公式HPにあるSAP導入実績の中で、全21社中19社が商社向けの実績。
※4 SAP AWARD OF EXCELLENCE 2023<Cloud 部門>「Public Cloudアワード」※参照元:SAPジャパン(https://news.sap.com/japan/2023/03/sap-award-of-excellence-0310_partneraward/)
※5 参照元:フォーカスシステムズ プレスリリース[PDF](https://production-mkdd-news.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/urn%3Anewsml%3Atdnet.info%3A20221107557551/140120221107557551.pdf)

【業種別】成長企業を支えるSAP導入支援パートナー3選
【業種別】

成長企業を支える
SAP導入支援パートナー3選