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製造業でSAPを導入した事例を紹介します。SAPを導入する前に抱えていた課題を、SAP導入によってどのように解決したのか、それぞれの事例はこれからSAPの導入を検討している方の参考になるはずです。
製造業ではかつて会社を支えた人材が高齢化している点に加え、労働者人口の減少による人材不足が顕著な業界です。その他にも、サプライチェーンの複雑化や環境規制、持続可能性への対応に伴うコスト上昇、IT・DX化の進展、国内外の国際競争といった多くの課題に直面しています。これらの問題に対処することが難しいと感じている製造業者も多いですが、一方でSAPを導入することで改善を実現した企業も存在しています。
急激な需要変動に対応するための仕組みづくりを課題と考えていたニデックテクノモータでは、これまでは月に一度の会議で生産計画を立案していたものの、生産量・品種の増加から作業が限界に達していました。そのうえ、システム面では日本・海外が別々だったことで問題が発生していたことからSAPを導入を決定。
SAPの導入により、システム連携による入力精度の向上や情報が一元化されたことで共有環境が実現し、「顧客満足度の向上」と「経営の効率化」をもたらしました。
会社名 | ニデックテクノモータ株式会社 |
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売り上げ | 201億円(2003年3月期)/861億円7百万円(2022年3月期) |
社員数 | 日本:700名、中国:3,200名、タイ:1,300名(2004年)/2,744名(2022年) |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 家電用小型モーター、医療用機器及び健康機器等の小型モーター応用機器、電動工具、他製造 |
接着テープや医療用テープなどの製造・販売を行っているニチバンでは、医療からオフィス用品まで多くの製品を製造していたことから業務が複雑化。会計や購買・販売などがそれぞれ固有パッケージで運用されていたことで、なかなか効率的な計画立案ができずにいました。
SAPを導入し、業務プロセスの全体最適・標準化を実践。全社の業務システムの変革が実現しただけではなく、蓄積されたデータを戦略的に活用できるようになりました。
会社名 | ニチバン株式会社 |
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売り上げ | 431億3,400万円(2022年3月期) |
社員数 | 1,255名(2022年3月期) |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 各種粘着テープの製造販売 |
日本トムソンは、運用していたSAP ERP Central Component(以下、ECC)のサポートが2027年に終了する前に、その先手を打つかたちでSAP S/4HANAへの移行プロジェクトをスタート。一方で、これまでのシステムは社内スタッフが不慣れだったことで、導入支援パートナーのバックアップに頼っているような状態でした。
SAP導入後は、各部署において業務効率化を実現しただけではなく、プロジェクトを通して社内のIT人材の技術力向上・成長。見える化も進み、さまざまな対応にスピード感が生まれました。
会社名 | 日本トムソン株式会社 |
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売り上げ | 622億8,400万円(2022年3月期) |
社員数 | 2,673名(グループ合計:2022年9月30日現在) |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 針状ころ軸受(ニードルベアリング)等、直動案内機器(直動シリーズ、メカトロシリーズ)、諸機械部品 |
寺崎電気産業では基幹システムの保守切れが目前に迫っていたものの、オンプレミス環境の運用・保守などのスタッフが少なく、DXに取り組めないでいました。
SAPを導入したことで、基幹システムがクラウド化され、人材不足が解消と社内のDX化が推進。「未来に向けた土台」を作れただけではなく、これまで情報システム部門が抱えていたシステム運用のプレッシャーからも解放されることになりました。
会社名 | 寺崎電気産業株式会社 |
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売り上げ | 442億53百万円(連結:2023年3月期) |
社員数 | 連結 2,039名/単体 533名(2023年3月31日現在) |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 船舶用システム製品、産業用システム製品、機器ブレーカ製品、メディカルデバイス、エンジニアリング及びライフサイクルサービス |
日機装は血液透析用の医療機器、産業用特殊ポンプなどの開発・製造に注力している会社です。これまでオンプレミス環境で運用していた基幹システムの運用コスト削減を課題に抱えていました。
そこでオンプレミスではなく、クラウド型のSAPを導入。製造指図レポートの出力時間が従来の3分の2に、夜間バッチ処理が従来の9時間から約6時間に短縮されるなど、インフラ全体のパフォーマンスが向上。短縮した時間を他の作業に回せるようになりました。
会社名 | 日機装株式会社 |
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売り上げ | 記載なし |
社員数 | 記載なし |
業種 | 製造業 |
事業内容 | インダストリアル事業、精密機器事業、航空宇宙事業、メディカル事業 |
SAPを導入した製造業の事例を紹介しました。製造業界は、高齢化や人材不足、サプライチェーンの複雑化、環境規制、IT・DX化、国際競争といった多くの課題に直面しています。
さまざまな情報を一元化できるSAPを導入することで、顧客満足度の向上や業務効率化を達成することが可能です。製造業で課題を抱える方は、SAP導入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
このメディアでは製造業向け・専門商社向け・プロフェッショナルサービス向けにSAP導入支援をおこなっているパートナーを紹介。各社の特徴も解説しているので、ぜひ確認してください。
中堅企業へのSAP導入実績があるSAPパートナーの中でも、SAPから公式に技術力を評価されている証である「プラチナパートナー」または「ゴールドパートナー」認定の企業を厳選(※)。
業種別にSAP導入を得意とするパートナーを紹介します。
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000275536)
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000025940)
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000634267)
※1 90件(期間:1997年~2024年)※参照元:アイ・ピー・エス公式HP(https://ips.ne.jp/products/consulting)
※2 SAP S/4HANAの2つの導入オプションのこと。Private Editionは各社に合わせた柔軟なカスタマイズが可能なため、複雑な業務プロセスに対応でき、Public Editionは標準機能により業務の標準化とコストを抑えた導入ができる。
※3 公式HPにあるSAP導入実績の中で、全21社中19社が商社向けの実績。
※4 SAP AWARD OF EXCELLENCE 2023<Cloud 部門>「Public Cloudアワード」※参照元:SAPジャパン(https://news.sap.com/japan/2023/03/sap-award-of-excellence-0310_partneraward/)
※5 参照元:フォーカスシステムズ プレスリリース[PDF](https://production-mkdd-news.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/urn%3Anewsml%3Atdnet.info%3A20221107557551/140120221107557551.pdf)