このサイトは、Zenken株式会社が運営するSAPの導入支援パートナーの紹介メディアです。
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化学・素材業界でSAPを導入した事例を紹介します。導入前にどのような課題を抱えていたのか、SAPを導入したことで課題を解決したのかを見てみましょう。
化学・素材業界は、他の業界に比べてDX化が遅れている一方で、グローバル競争の激化、環境規制の強化、人材不足や複雑化するサプライチェーンへの対応など多くの課題を抱えています。
SAPはこれらの課題を解決するために役立つツールです。多くの企業がSAPを導入する理由は、業務プロセスを統合し効率化することで、これらの問題に広く対応できるメリットがあるからです。
萩原工業はシステム老朽化によって運用効率が低下したことで、合理性の追求に弊害が生じており、今後のシステムの在り方として疑問が抱かれていました。
そこで経営的観点から貢献できるシステムを検討し、SAPを導入。導入すると、2か月後には効果が表れ、かつては利益が出ていると思っていた製品群の中に、実は不採算となっているものが見つかりました。さらに、効果を出すことをモチベーションにするなど、社員間にも緊張感が生まれ、良い環境が生まれています。
会社名 | 萩原工業株式会社 |
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売り上げ | 180億(2002年)/299億53百万円(2022年) |
社員数 | 437名(2002年)/481名(2022年) |
業種 | 製造業 |
事業内容 | ポリプロピレン、ポリエチレンを主原料とした合成樹脂繊維であるフラットヤーン(原糸)及びそれを製織した二次製品の製造・販売 |
エレクトロケミカル材料の研究・開発、製造を行うグローバル企業であり、2012年にSAP ERPを導入したナミックス社。業務の標準化による効率化や、グローバルな情報の見える化を実現するためにSAPを導入しました。
導入後は、従来の手組みシステムに依存していた時代の属人化が解消され、SAPの豊富な機能や業務フローから自社に合ったプロセスを選択できるようになりました。業務改革型の保守サービスを活用し、日本と台湾の拠点をつなぐ情報連携も強化。システム運用の定着化とレベルアップが推進されています。さらに、複雑な在庫管理や品質マスタ管理などの課題を解決し、グローバルでの業務効率化に成功しています。
会社名 | ナミックス株式会社 |
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売り上げ | 264億円(2016年)/559億円(2021年) |
社員数 | 531人(2016年12月)/699名(2022年3月末) |
業種 | 製造業 |
事業内容 | エレクトロケミカル材料の研究・開発、製造、販売 |
AGC旭硝子は、コスト削減とグループ全体のインフラ標準化を目指して、従来のオンプレミス環境からアマゾン ウェブ サービス(AWS)への移行を決定しました。この移行では、クラウド運用パートナーとしてNTTデータ グローバルソリューションズを採用し、SAP ERPをAWS上に構築。今後5年間で大幅なインフラコスト削減が見込まれています。
さらに、AWSの標準機能やオープンソース技術を活用したクラウド基盤を全社の標準インフラとし、2020年までに多くの業務系・情報系システムをクラウドに移行する計画です。
この導入により、半年間で開発、検証、本番環境の構築が完了し、インシデント数の削減やコストの削減が実感されています。設計の負荷が軽減されたことで、上流工程により多くの時間を割けるようになり、プロジェクトの合理化が進んでいます。
会社名 | 旭硝子株式会社 |
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売り上げ | 公式HPに記載なし |
社員数 | 公式HPに記載なし |
業種 | 化学 |
事業内容 | 板ガラス、自動車用ガラス、ディスプレイガラス、電子部材、クロールアルカリ・ウレタン、フッ素化学・スペシャリティ、セラミックスなどの製造および販売 |
導入前の課題としてあったのは、システムの拡張性や老朽化、スパゲッティ化による保守工数の増加、M&Aを見据えたデータ統合の必要性でした。
SAP導入後は、最新技術を活用したシステム刷新や、管理会計・連結決算の早期化が実現されました。また、プロジェクト内で若手人材の育成も進み、今後は販売管理システムのSAP統合化も計画されています。
会社名 | 公式HPに記載なし |
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売り上げ | 年商500億未満 |
社員数 | 公式HPに記載なし |
業種 | 製造業(化学) |
事業内容 | 公式HPに記載なし |
老朽化したシステムの刷新、親会社・子会社間でバラバラな業務プロセスの標準化、そしてグループ全体の決算早期化が、導入前の主な課題でした。
SAP導入後は、最新技術を取り入れた基幹システムの刷新が行われ、業務効率化やプロセスの標準化が実現。決算処理が従来の半分の時間で完了し、工数削減が達成されました。今後は、国内子会社への会計システム展開や、製造DXのさらなる推進をおこなっています。
会社名 | 公式HPに記載なし |
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売り上げ | 年商500億未満 |
社員数 | 公式HPに記載なし |
業種 | 製造業(化学) |
事業内容 | 公式HPに記載なし |
DX化が遅れている一方で、グローバル競争や環境規制、人材不足、複雑なサプライチェーンといった多くの課題に直面している化学・素材業界。問題に対処するためには、SAPの導入が効果的です。
紹介した事例の中で、システムの見直しで利益の可視化を実現したり、業務の標準化を進められたりと、SAPの導入にはメリットが多数あります。SAP導入を考えている方は、複雑な工程に対応でき、化学・素材業界に強いパートナーを探すのが良いでしょう。
このメディアでは製造業向け・専門商社向け・プロフェッショナルサービス向けにSAP導入支援をおこなっているパートナーを紹介。各社の特徴も解説しているので、ぜひ確認してください。
中堅企業へのSAP導入実績があるSAPパートナーの中でも、SAPから公式に技術力を評価されている証である「プラチナパートナー」または「ゴールドパートナー」認定の企業を厳選(※)。
業種別にSAP導入を得意とするパートナーを紹介します。
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000275536)
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000025940)
※参照元:SAP公式HP(https://partnerfinder.sap.com/profile/0000634267)
※1 90件(期間:1997年~2024年)※参照元:アイ・ピー・エス公式HP(https://ips.ne.jp/products/consulting)
※2 SAP S/4HANAの2つの導入オプションのこと。Private Editionは各社に合わせた柔軟なカスタマイズが可能なため、複雑な業務プロセスに対応でき、Public Editionは標準機能により業務の標準化とコストを抑えた導入ができる。
※3 公式HPにあるSAP導入実績の中で、全21社中19社が商社向けの実績。
※4 SAP AWARD OF EXCELLENCE 2023<Cloud 部門>「Public Cloudアワード」※参照元:SAPジャパン(https://news.sap.com/japan/2023/03/sap-award-of-excellence-0310_partneraward/)
※5 参照元:フォーカスシステムズ プレスリリース[PDF](https://production-mkdd-news.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/urn%3Anewsml%3Atdnet.info%3A20221107557551/140120221107557551.pdf)